本記事では、WordPressのWP-Membersプラグインにおいて、selectフィールドの項目を選択しても○○は必須項目です。と表示されてしまう場合の対処方法について紹介していきます。
目次
エラーの対処方法について
WP-Membersプラグインにてフィールド追加で選択(ドロップダウン)を選ぶと以下の状態が初期設定となっています。
---- Select One ----|,
Choice One|choice_one,
"1,000|one_thousand",
"1,000-10,000|1,000-10,000",
Last Row|last_row
初期設定を変更して以下のように修正すると、項目を選択しても○○は必須項目です。と表示されてしまいます。
選択してください,
令和,
平成,
昭和,
回答しない
対処方法として、以下のように修正すればエラーを解消することができます。
選択してください|,
令和|令和,
平成|平成,
昭和|昭和,
回答しない|回答しない
WP-Members
プラグインのselectフィールドでは、各オプションを「表示するテキスト|内部値」という形式で指定する必要があります。この形式は、表示されるテキスト(ユーザーに見える部分)と内部で保存される値(データベースに保存される部分)を明確に分けるためのものです。
ダブルクォーテーションの役割について
以下の初期設定の際に使用されているダブルクォーテーションについてですが、必要な場合と必要でない場合について説明していきます。
---- Select One ----|,
Choice One|choice_one,
"1,000|one_thousand",
"1,000-10,000|1,000-10,000",
Last Row|last_row
""
(ダブルクォーテーション)は必要か?
このフォーマットにおいて、ダブルクォーテーションが使われているのは、オプションのテキストまたは値にカンマやハイフンなどの特殊文字が含まれている場合に、これらを明示的に区切るためです。しかし、WP-Members
プラグインの仕様によっては、ダブルクォーテーションが不要な場合もあります。
基本的なガイドライン
- 数値や特殊文字を含む場合: ダブルクォーテーションで囲むことで、カンマやハイフンなどの特殊文字を正しく解釈させる。
- シンプルなテキストの場合: ダブルクォーテーションは必須ではない。
実例をもとに判断
---- Select One ----|,
これはダブルクォーテーションが不要な場合の例です。Choice One|choice_one,
これもシンプルなテキストなので、ダブルクォーテーションが不要です。"1,000|one_thousand",
これはカンマを含むため、ダブルクォーテーションが必要です。"1,000-10,000|1,000-10,000",
これも同様に、カンマとハイフンを含むため、ダブルクォーテーションが必要です。Last Row|last_row
これもシンプルなテキストなので、ダブルクォーテーションが不要です。
まとめ
ダブルクォーテーションが必要なのは、オプションのテキストや値にカンマやハイフンなどの特殊文字が含まれる場合です。シンプルなテキストの場合、ダブルクォーテーションは必須ではありません。